横浜市交通局は1日、神奈川県警が県内で最も危険度が高いと判断した「長導寺前」(神奈川区)のバス停について、8月にも安全な場所に移設する方針を明らかにした。ただ、同局が所管し「危険なバス停」とされた14カ所のうち5カ所は移設が難しく、引き続き調整を進めるという。

 同日の市会水道・交通常任委員会で、三村庄一交通局長は「個々のバス停で課題があるところは、安全性向上に積極的に関わっていきたい」と述べ、関係機関とともに危険解消に向けて努力する意向を示した。

 「危険なバス停」は横断歩道近くにあり、バスの停車時に死角が生じることで事故を誘発しやすいとされる。2018年8月には同市西区の市道交差点で、降車したバスの後ろに回って横断した小学5年の女児=当時(10)=が対向車線を走行してきた車にひかれ、亡くなる事故が発生した。

 県警は事故後、県内のバス停の危険度を判定し、バスの運行本数や児童の通行状況などについて200点満点で点数化。危険とされた県内84カ所の平均点は97・4点で、長導寺前は最高の150点で対策の優先度が最も高いとされていた。

 同局が所管する「危険なバス停」で、移設困難とされた5カ所は次の通り。

 ▽大岡住宅前(南区)▽三渓園入口(中区)▽新井小学校下(保土ケ谷区)▽観音前(鶴見駅方向、港北区)▽観音前(新羽駅方向、同)