福祉教育の父しのび 平塚盲学校設立の秋山博 百回忌に80人

福祉教育の父しのび 平塚盲学校設立の秋山博 百回忌に80人

 県立平塚盲学校(平塚市追分)の前身「私立中郡盲人学校」を開校させ、視覚障害者の自立支援を切り開いたことで知られる故・秋山博の墓前祭が20日、平塚市南金目の寂静寺で行われた。百回忌に当たることしは、地域住民や同校OBら関係者ら約80人が参列し、同地で福祉教育の礎を築いた功労者をしのんだ。 秋山は1863年、現在の同市岡崎に生まれ、13歳の時に天然痘を患い失明。鍼(はり)を学び、20歳の時に同市南金目で開業した。「秋山の鍼」「金目の鍼医さん」などと技術や人柄が評価され、県外からも多くの患者が足を運ぶなか、1910年に私立中郡盲人学校を設立し、鍼灸(しんきゅう)師の養成や目の不自由な人たちの教育などに力を注いだ。18年に54歳で亡くなったが後年、弟子たちが同寺に墓碑を建立した。 主催する市民団体「金目エコミュージアム」の米村康信会長は、「福祉とは何かを考え、充実を目指し、多くの人に語り継ぐ事を、あらためて考えさせてもらう日。福祉教育の先駆者を広めていただけたら」などと話した。来賓を代表してあいさつした落合克宏市長は「ご遺徳を受け継いで障害福祉に取り組んでいきたい」と決意を新たにした。 同寺の大久保良允住職による読経や焼香に続き、近隣の小中学生から募った福祉作文コンクールの最優秀作品などが披露された。参列者らは境内にある墓碑に次々と手を合わせ、近くの金目公民館では資料も公開されるなど、郷土の偉人をしのび足跡をたどる一日となった。

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