2019/12/2〜12/8(第49週)のインフルエンザの1週間当たりの推定患者数は約322,000人となりました。前週の値(193,000人)を大幅に上回っており、7週連続で増加が続いています。休日明けの月曜日(12/9)の1日当たりの推定患者数は約103,000人と今シーズンの最多(約58,000人)を更新していて、今週も患者数は増加していくものと予想されます。

年齢群別情報

 2019/9/2〜9/8(2019年第36週)から12/2〜12/8(第49週)までの累積の推定患者数は約951,000人であり、年齢群別では5〜9歳(23.7%)、10〜14歳(16.6%)、40〜49歳(13.8%)、30〜39歳(11.3%)、1〜4歳(10.9%)の順となっていて、14歳以下の割合が50%を超えている状態が続いています。

ウイルスの型

 国立感染症研究所感染症疫学センターの病原微生物情報(https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html )によると、今シーズンこれまでのインフルエンザ患者由来検体から検出されたインフルエンザウイルス(631検体解析)は、A/H1pdm が90.6%と多く、次いでA/H3(A香港)亜型5.4%、B型4.0%の順となっています。

 12/2〜12/8(第49週)のインフルエンザの患者数は、2010年以降の同時期と比較して最多であり、12月の流行規模としては新型インフルエンザの流行後で最大となった5年前のシーズンを上回る可能性があります。これからのインフルエンザの患者発生状況には充分にご注意ください。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏