日本のシニアは若い

年齢とともに体力の衰えを感じやすくなっていませんか? さまざまな病気にかかるリスクも高くなり、年をとることに不安を抱く人も多いでしょう。ところが、日本人は世界の中では高齢になってもかなり健康度が高いことがわかりました。

◆米国ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)の研究員を中心とする国際研究チームが、「世界平均の65歳と同等の健康度」の年齢を算出して195カ国を比較した結果、最も高い国は日本で76.1歳、最も低い国はパプアニューギニアで45.6歳、実に30歳ものギャップがあることがわかりました。

◆今回の研究は、同研究所が1990〜2017年に世界195カ国を対象に行った「疾患による経済負荷」の調査結果をもとにしています。この調査結果のうち、25歳以上の人を選び、健康度に影響を及ぼす疾患の中から、心筋梗塞、狭心症、脳出血、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの92疾患を「加齢に関連する疾患」としました。

◆これら92疾患が健康度に及ぼす影響を、障害調整生命年(DALY)という、病気や障害、早死により失われた健康的な生活の年数に基づく指標を使って算出。さらに世界平均の65歳のDALYに到達する年齢を国別に算出して、健康度を比較しました。

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(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子)