kicker番記者:見苦しさ露呈のワグナー、逆にレーヴ監督の判断を正当化


文:ムニール・ツィットゥーニ(訳:kicker日本語版)

サンドロ・ワグナーがドイツ代表からの引退を表明した。それはワールドカップに向けた代表メンバーに選ばれなかった、その二日後のことだった。ワグナーにとってこの結果は受け入れがたいものだったのである。また今後このフィジカルに長けたFWを失うことになったレーヴ監督も、胸を痛めていることだろう。

しかしレーヴ監督はあくまで、今回のワールドカップにおいては他のFWたちの方が、より価値をもっていると判断したということだ。確かにワグナーは、所属クラブでもドイツ代表でも、コンスタントに得点を重ねてきた選手であり、ドイツ人FWのなかでトップクラスの選手に数えることができる。しかし今回はワールドカップまで、あとわずかというところで手が届かなかった。

ただその直後に行なったワグナーの代表引退宣言と、レーヴ代表監督への苦言というものについては、フェアプレーとリスペクトに欠けた愚行だ。今回選出されたマリオ・ゴメス、そしてニルス・ペテルセンも、ともに努力を積み重ねて掴み取った結果であり、このことについてワグナーは、しっかりとリスペクトする気持ちを持たなくてはならない。スポーツの世界では勝利したときばかりがすべてなのではない、敗れた時の立ち振る舞いも同様に重要なものだ。

今回ワグナーが露呈した無様な代表引退劇は、決してプラスに働くようなものではなく、むしろレーヴ代表監督の判断が正しかったとさらに印象付けてしまうものだとも言えるだろう。なぜならばワールドカップ連覇のためには、チームが一丸となり機能していかなくては掴みとれない。むしろワグナーにとって今回は、フェアプレーの精神と示す行動によってプラスにも働かせる機会
でもあっただろうに、それを怠る結果となってしまったことは残念でならない。


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