ワグナー監督、バイエルン戦での2度のハンドに言及「審判の説明が楽しみ」


 ひとまずは、シャルケ・イレブンが見せた奮闘に満足感を示した、ダヴィド・ワグナー監督。だが決して勝者を見誤ることなどなく、特にハットトリックをマークしたロベルト・レヴァンドフスキに対して賛辞を贈った。「1歩前進したと思う。この試合でもね。確かにミュンヘンに祝福の言葉を贈りたいし、ロベルト・レヴァンドフスキはベストプレイヤーに数えられるところを示していたと思う。それでも選手たちは総じて見て、非常に良いプレーを見せていたと思うよ。特に後半ではね。前半では少し落ち着きがなかったがね。それでも1点返すことはできたはずだと思う。特にあれらのPKの場面についてはね」と言葉を続けた。

 ワグナー監督が指摘するPKの場面とは、まず1つ目はベンジャマン・パヴァールが、ヘディングのボールを背後から受けた際に、伸ばした左腕が当たった場面。その5分後にはイヴァン・ペリシッチが、右腕に軽く当たった場面。さらにダニエル・カリジュリのFKの場面では、壁に立っていたペリシッチが再び、左腕を少し曲げたような状態でボールを弾いた場面であり、ピッチ上で主審のマルコ・フリッツ審判員へ詰め寄る場面が見受けられた。

 しかしマルコ・フリッツ氏はいずれの場面についても、VARからの意見を受けるのみで自ら画面をみての確認を行うことはせず、ワグナー監督は自身の見解についてそれぞれ3つの場面について語っている。

場面1:パヴァール
 「あれは私の考えではPKだよ。ボールはゴールの方へと向かっていたが、それが腕によって弾かれたのだ。体は大きくなされていたし、だからあれはPKとなるはずだよ。それは新ルールからもそう認識している。意図的かどうかではない。離れたところからみても、あれは入るはずだった。審判員からの解説が楽しみだよ」

場面2:ペリシッチ
 「これについては、私にも理解できる。笛が吹かれなかったことについてね。ただ他の2つについては、PKだったように思うよ」

場面3:ペリシッチ
 「あれは明らかに体を大きくしていたものだったし、確実にPKだっただろう。ボールは見えていたし、どう動けば良いかはわかっていたはずだ。だからあれは明らかなものだと思っているよ。正直いって、どういう説明がなされるのか興味がある。全く理解のできないものだから」

 ただしワグナー監督は、この試合の勝者がバイエルンであることに疑問を投げかける考えはなく、「結果についてはおかしくないと思う。ただ点数差は残念さ。少なくとも1点は取れただろうから。それならまだ良い結果だったよ」


 なおそのマルコ・フリッツ審判員によれば、「VARとのコミュニケーション」をとった結果、「いずれの場面についても、100%のミスジャッジとまでは言い切れないものだったとの報告を受けた」とのこと。審判員協会のミヒャエル・フレーリヒ会長は、TV局sport1の番組『ドッペルパス』に出演し、まずパヴァールの動きについては「腕は伸びてはいた」ものの、「果たして不自然な動きによるものだったのか」という側面もあり、今回の判断について理解を示した。

 ただペリシッチのファウルについては、「選手の動きがボールに向けられたものだった。これはパヴァールの場面とは明らかに異なるものだった」との見解を示し、「どれほどこの場面について、主審が把握していたのかという疑問は残る」との考えを述べ、オン・フィールド・レビューが使用されていれば、「いずれの場面についても、最も良い方法だったかもしれない。ただまずはVARとどういうやりとりがあったのか。ペリシッチの場面については、主審は良い場所に立ってたし、パヴァールの場合は違った。ただいずれの場面にしても、主審が画面で確認できればよかったのでは。それでも判定が覆ったかについては、別問題だがね」と語っている。
 


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