来年の11月20日には、16才の誕生日を迎える注目の若手FW、ボルシア・ドルトムントのユスファ・ムココ。しかしもしも今年3月終わりに開かれるブンデスリーガの総会での結果次第では、その時にはすでにブンデスリーガデビューをも果たせているかもしれない。これまで18才に定められていた年齢制限を、16才にまで引き下げることが思い描かれているのだ。

 さらにヴェルト紙やビルト紙が伝えたところによれば、ボルシア・ドルトムントが次回のブンデスリーガの総会にて援護射撃を行うという。そのドルトムントに所属している選手こそ、15才ながらU19にてプレーし得点を量産している、前述のムココだ。

 ドルトムントにてユースコーディネーターを務めるリッケン氏は「他国のリーグでは卓越した若手に対して、非常に早い時期からプロとプレーする機会がある。実際にクロップ監督時代から我々はそれを希望していた」と説明。kickerが得た情報によればそれに該当するのは、フェリックス・パスラック、ジェニス・ブルニッチの模様。

 だがリッケン氏は「海外では早くプロデビューできるということで、ブンデスリーガを洗濯しなかったという事例がいくつもある。我々の考えではドイツサッカー界のとって、成長に即した形でそれぞれに異なる成長への流れを用意する必要があるのではないか。」と言葉を続け、さらに例として16才でデビューしたロメル・ルカク、マルティン・エデゴー、リース・オックスフォードらの名前を挙げた。

 しかしながら若い力を中心に、現在ブンデスリーガで首位を快走するRBライプツィヒの指揮官、自身もまた将来を嘱望されている青年監督ユリアン・ナーゲルスマン氏は、このことへ異議を唱えており、「今よりも若い年齢で起用可能となり、そしてメディアなどから更なるプレッシャーのかかる環境におかれることにもなる。果たして16才でプレーできたとして、その人間性の成長にまでそれほど素晴らしいものとは思えないよ」との考えを示している。
 
ナーゲルスマン監督「我慢も必要」

 そんなライプツィヒでは先日、負傷による長期離脱明けのハネス・ヴォルフが、今冬での移籍の希望を公言したが、しかしこの20才のMFの発言に対してナーゲルスマン監督は「主力ではないと、すぐに移籍しようとする。今はそういう流れにあるね」と前置きし、「しかし逆境の中で耐え克服していくことは素晴らしいことではないのか」と強調。

 足首の骨折からの復帰の難しさを踏まえ、「それでも3試合の出場機会をリーグ戦で得ている。これは非常に意味のあることだ。選手にとっては希望の光であり、監督からみればそれを与えたことになる」と説明しつつ、別の見方をするならば「もっと練習をこなしてきた選手だっている」とも指摘。

 あくまで基本的なこととして「全ての選手が満足するなんてことはないんだ。そもそも11・12人だけで戦えるものでもないし、どんな選手にもキャリアの中で状態には浮き沈みがある。逃げるばかりで人生は進まない。そんなことでは20クラブ以上でプレーすることになるだろう?悪い時もある、その時は我慢し文句を言わずに全力を尽くす。そういうものではないのかね」と語った。