週末に行われた王者バイエルン・ミュンヘンとの敵地での首位攻防戦を終え、RBライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督は「我々は決して、そこまで自信満々でミュンヘンへと乗り込んできたわけではなかった。その割には非常に良い、アウェイ戦での戦いを選手たちはピッチで見せてくれたと思う」と振り返った。

 その試合での立ち上がりから、ライプツィヒは持ち前の高い位置からの積極的なプレスを仕掛けることなく、むしろ待ちの構えで臨むことに。「あそこまで深い位置に構えるつもりは、なかったがね」と明かした青年指揮官は、「バイエルンはおそらく、我々が非常に高い位置で構えてくることを予想していただろう。特に前回の対戦での後半(前回も1−1と痛み分け)では、我々は非常に高い位置で守っていたからね。我々としては今回はより深い位置に構えて、そしてカウンターを狙いにいきたかったんだ」と説明。「ミュンヘンの地で高い位置に構え、そしてあまり試合を掴めなかった、そういうチームを数多く目にしてきたのでね」と、言葉を続けている。

 そしてハーフタイムからは、再び戦術を変更。「非常に良い形でこれていると。どうやらドイツ杯での敗退を払拭し、高い位置に構えてもっとボールを奪いにいけるだろうと。」と選手たちへと指示しており、ティモ・ヴェルナーは「あの立ち上がりのままなら失点は時間の問題だったけど、監督からの指示を受けて、そしてチャンスを掴むこともできたよ」とコメント。その結果、「僕自身も含め、ビッグチャンスが何度かあった」が、それでも「決めなくてはいけなかったよ」と肩を落とした。

 さらにもう一人、ビッグチャンスを逃したマルセル・サビッツァも、「ぜひ得点を決めたかったし、あれはそうしなくてはいけなかった」と反省。ナーゲルスマン監督は「当然ながら悔しさはある、ただあのシチュエーションは、決してそこまで簡単なものだったとまでは思わないよ」と述べ、得点王争いを展開するヴェルナーについては、「得点できない日もあるさ。」と擁護。「謝罪はしていたが」その必要もない姿勢をみせている。


 そもそもライプツィヒでは、「前半戦を首位で折り返し、追われる側となって冬季の準備期間へと入った。この若いチームにとって、それはこれまでと別物の体験だった。わずかながら頭にこびりついてしまって、なかなか完全に気持ちを切り替えるということができていなかったよ」と指揮官。

 そしてヴェルナーは、後半からの戦いを振り返り「ここのところは、随分とタフな試合が続いた。それにその前のグラードバッハ戦だって、決して容易なものなどではなかったよ」と指摘。「それでも僕たちは今は2位に付けられているし、まだ更に上をうかがえる状況にある。もしかしたら、それを果たせるかもしれないのだし」と前向きさを強調している。


 サビッツァも「今回のドローについては、バイエルンよりも僕たちの方が、むしろオーケーという気持ちだと思う。」と収穫を強調。「決して不満というわけではない。ただそこまで嬉しいわけでもない。これからも自分たちのタスクをしっかりとこなしていくということ。そしてそれから、この旅路がどこへ続くのか見守っていくことになるさ」と付け加えた。

 守備の側からみても、コンラッド・ライマーは改めて「ここ数試合では、明らかにパフォーマンスが向上してきていると思うね」と指摘し、特に前線から「気迫をもって戦うことができている」と評価。さらに守護神ペーター・グラーチは「僕たちは数多くの話し合いを重ね、これまで数週間で何がうまく機能していなかったかを模索した。そこで良い答えをみせられたと思う。良い前進をみせた」ことを明かし、前線から「積極性と気迫」が見られていると称賛、ナーゲルスマン監督も「ここで無失点で切り抜けたチームは、そう多くはない」と胸を張っている。