火曜日にドイツサッカーリーグ機構は、早くとも4月30日までは再開を見送る方針を確認したところだが、ボルシア・ドルトムントは引き続き、来るべき日に備えて自宅での個人練習を継続。もしも自宅でうまくトレーニングを行えない事情があれば、練習場に訪れてトレーニングを行うことも可能とはしているものの、しかしながら他人との接触などについては厳格な決め事を守らなくてはならない。

 プロ選手部門担当のセバスチャン・ケール氏は「我々としては、いかなるシナリオでも対応できるよう準備しなくてはならない。そのために選手たちは最善の形で個別に練習していいくことになる。まだプレーできないうちは、その時間を友好的にうまく活用してくしかないのだ。それまでに蓄積してきたものを一気に失ってしまわないようにすること、それが重要なことなんだよ」と、kickerに対してコメント。

 そのためにドルトムントでは、アスレチック・コーチのアンドレアス・ベック氏が引き続き個別練習メニューをデジタルツールを元に指導を行っており、それはランニングメニューに止まることなく、フィジカルトレーニングや、体幹トレーニングにも及ぶ。現時点ではまだ、チーム練習再開の目処は立っていない。

悪例にならぬよう、慎重なバイエルン


 バイエルンでは本拠地ゼーベナー通りより、フリック監督がフォットネス担当ブロイヒ氏、リハビリ担当シュレッサー氏らと共に、フィットネスルームから動画を通じて様々なフィジカルトレーニングを選手たちへと指示。

 フィジカルプログラムは45分間に及び、選手たちはそれぞれ30分間のランニングメニューを実施。これまでランニングでは長距離、30秒を3回以上走るインターバル、サッカーに応じたターンや動きに緩急をつけるなど、様々な試みがなされている。

 その一方でチーム練習再開についても視野を入れており、まずは3つの練習場で少ない人数によりグループを構成し、新型コロナウィルスの感染対策にて、決してバイエルンが悪い一例とならぬよう、十分に配慮した形を首脳陣は行政らとももコンタクトを取りながら模索しているところだ。

ブレーメンは4月5日まで個別練習


 ヴェルダー・ブレーメンでは、少なくとも4月5日まではこのまま自宅でのトレーニングを行うことを確認しており、これは他クラブと比較してむしろ長期的プランだといえる。ただそのなかで練習プログラムは「負荷を増していくことにもなる」と、コーフェルト監督。「選手たちは1日に2度ランニングメニューをこなすこともある。フィジカル面で大きな負荷に耐えられるようにしていきたい」と述べ、選手たちの士気は「とても高い」ことも明かした。

 またスタジアムのフィジカルルームでもトレーニングを行うことになるが、ただ常に同じ選手が二人ペアとなり行動を完全に共にし、ロッカールームの区分けなど対策を徹底。それと同時に負荷が増えていくことを考慮して、電話にてチームドクターと選手たちがより密に連絡をとるよう工夫がなされることになり「何かあれば、すぐに対応が可能となるようにする」と、指揮官は意図を説明している。

アウグスブルクは月曜から再開


 FCアウグスブルクは月曜日から再び練習場にて、選手たちが集まりトレーニングを実施。ただやはりここでも新型コロナウィルス感染対策は当然ながら講じられており、6〜8人で構成されたグループに分けてランニング、パス練習、フィジカル・体幹トレーニングなどを実施。対人戦など接触プレーはタブーとなっており、ロッカールームにおいても区分けが厳しくなされ、シャワーは自宅で浴びることになっている。

ウニオンもサラリーを一部返上


 先日はボルシア・ドルトムントの選手や首脳陣らが、新型コロナウィルスによるクラブへの財政への影響を考慮し、サラリーの一部を返上することを明らかにしていたが、1.FCウニオン・ベルリンの選手や首脳陣らもまた、同様にサラリーの一部を返上することを明らかにした。主将のクリストファー・トリメルは「皆が苦しい時期を過ごしているし、もちろん職員のみなさんのことを考え、問題を抱えないように願っている」とコメント、クラブ一丸となり苦境を乗り越えていくことを訴えている。

シャルケでもサラリーの一部返上を話し合い
 

 FCシャルケ04では木曜日と金曜日に、小さなグループに分けての話し合いが行われ、そこでは今後のサッカー面での事だけでなく、新型コロナウィルスによるクラブへの財政への影響を考慮し、サラリーの一部を返上することについても話し合いが行われるようだ。