2011年のノルベルト・マイヤー監督時代に、MSVデュイスブルクから加入したアダム・ボジェクは、一方の見方では理想的な中盤におけるスイーパーであり、沈着冷製で常にチームを重んじ身を投じるタイプの選手。もう一方の見方では、時に不必要なファウルをみせるなどテクニック面での不足などから、その粗いプレーに批判の声もあがる選手でもある。

 フリードヘルム・フンケル監督は、華々しさこそ欠けるがその精力的なプレーを称賛。特にそのボール奪取能力は重要な意味を無しており、さらに対角線上におけるボールのフィードについても評価。最近ではシュテーガーやベリシャといった、テクニック面で長けた中盤の選手たちの背後で支える役割を担ってきた。

 今季途中から就任のレスラー監督は、「アダムは戦術的に非常に成熟しており、非常にクレバー選手だよ」と述べており、最近では大腿筋の負傷から復調を果たす必要性こそあるのだが、おそらくはリーグ戦再スタートから戦列へと復帰。そのため今季までとなっている契約の延長は以前から指摘されてきたことであり、まだサインこそ交わしてはいないが傾向はもはや明らかだといえるだろう。

 ただその一方で、昨夏よりTSGホッフェンハイムよりレンタルにて加入中の、カシム・アダムスに関しては、デュッセルドルフではなかなか思うように事は運ばず、後半戦での出場試合数はわずか1。そのグラードバッハ戦ではkicker採点6に止まっており、2023年まで契約を残すホッフェンハイムへの帰還が見込まれているところ。なお母国ガーナからの情報によれば、同選手に対してはイタリア・セリエAのウディネーゼが関心を示しているようだ。