2012年に当時のブンデス史上最高額の移籍金にて、バイエルン・ミュンヘンへと加入したハビ・マルティネス、本来ならばコロナ危機によりリーグ戦が中断となるまで、公式戦401試合に出場する機会があったものの、ここまで235試合のみにとどまっているところであり、今後の先行きは厳しい状況へと追い込まれている。

 度重なる負傷により、8年間で121度に渡って欠場を余儀なくされてきたスペイン人DFは、同じく31才で契約を来季まで残すジェローム・ボアテングと共に苦境に立たされており。後者はニクラス・ズーレの長期離脱によりフリック新監督からチャンスを得るに至ったが、マルティネスはここまで構想から外れたままだ。だがその理由は明白だともいえよう。

 バイエルンの言葉をそのまま借りるならば、ジョシュア・キミヒとティアゴは今季ここまで「「見事にフィットしている」ところであり、同じく2021年まで契約を残す両選手については契約延長も囁かれるなど、バイエルンの中盤の要と目されているところ。

 一方で2013年のCL制覇に大きく貢献していたマルティネスは、本来ならば今季はボランチ、そして臨時のセンターバックのオプションとしてのプレーが期待されていた。だがいずれのポジションにおいても後塵を拝する結果となっており、この夏の移籍市場が開かれた時には、バイエルンに別れを告げる事になるだろう。バイエルン首脳陣には、マルティネスとの延長交渉を行う用意はないようだ。

 来季に向けて将来性を見出せないのはボアテングも同じことであり、当然のことながらバイエルン首脳陣としては両選手とも、2021年夏に契約満了に伴い無償で放出することは避けたいとも考えている。