アリエン・ロッベンの復帰会見の席に、寿司が並べられていたのは、決してたまたまという事ではない。今年の5月にフローニンゲンのマーク・ジャン・フレッデルスSDが、ミュンヘンにてロッベン復帰の説得を試みた場所は、とあるアジアレストランでのことだった。

 だが何もそれに上機嫌となってロッベンがサインしたということではない。「なぜ僕が現役復帰を決断したのか?それを一言で表すならば、クラブ愛だ。他のクラブのためであれば、決してやらなかっただろう」と説明。1996年に同クラブのユースアカデミーに入団したロッベンは、16歳でプロデビューを果たし、2000〜2002年まで46試合に出場。その後PSVを経て、チェルシー、レアル、バイエルンとビッグクラブを渡り歩いている。

 単年契約での復帰となったが、それと同時にロッベンは現実から目を背けてはいない。自らが怪我に多く苦しんできたことも意識しており、「もしかしたら、この挑戦は1ヶ月で終わるかもしれないし、2年続くかもしれない。人事を尽くして天命を待つ。」との考えを示した。


 ロッベンは昨年夏、CL優勝やブンデス8度の優勝など、輝かしい10年間を過ごしたバイエルンでの契約満了に伴い、現役生活にピリオドを打つことを決断。それ以来、フリーの状況が続いていたが、ただ36才のオランダ代表は数週間前からミュンヘンでトレーニングを開始しており、開幕までの9月12日までに、自分自身をよりレベルの高いところへ引き揚げていきたい。