FCアウグスブルクは来シーズンに向けて、契約満了となる3選手を移籍金なしで獲得した。1.FCウニオン・ベルリンからGKラファル・ギキーヴィツ、ボルシア・メンヒェングラードバッハからDFトビアス・シュトローブル、そしてFCシャルケ04からMFダニエル・カリジュリを迎え入れている。いずれの3選手とも既に加入が指摘されており、シーズンを終えた月曜日に正式に発表。前者は2022年まで、残る2選手は2023年までの契約を締結した。

 マネージャーを務めるシュテファン・ロイター氏は、「3人の選手共にFCアウグスブルクにとって、その非常に高いクオリティのみならず、それぞれのクラブで重要な役割、指導的な役割も担ってきた素晴らしい内面性という点でも、今回の獲得を非常に嬉しく思う」と述べ、「ピッチの内外に渡り、彼らのもつメンタリティがチームに功を奏すると確信しているよ」との評価を述べている。

 アウグスブルク近郊に家族と共に住む、ミュンヘン出身のシュトローブルは、グラードバッハでの4年間を経て南ドイツに戻ってくることを楽しみにしており、「アウグスブルクはここ数年、素晴らしい成長を見せており、非常に興味深くチェックしていたんだ。だからここのユニフォームの袖を通せること、そしてこの成長を少なくとも同様に継続できるよう貢献していきたい」と、意気込みを見せた。

 また昨年ではクラブ史上初となるブンデスリーガ昇格をウニオンで果たした、ラファル・ギキーヴィツは今季昇格組としてブンデス1部残留にも貢献。「本当に素晴らしい、成功に満ちた時間をウニオンで過ごす事ができた。でもこれから迎える新たな新天地で、できれば同様に成功に満ちたチャプターを継続できるよう、これから楽しみにしているよ。ウニオンとアウグスブルクは似たところが多いし、早く順応できると思うよ」と、コメント。

 ダニエル・カリジュリは、「アウグスブルクのもつメンタリティは、僕のプレースタイルに合っていると思うし、ヘアリヒ監督やロイター氏らとの話し合いでは、僕は納得する事ができたし、自分の力を求められていると当初から感じることができたんだ。フライブルクでもヴォルフスブルクでもシャルケでも、アウグスブルクは常に厄介な対戦相手だったし、そういったメンタリティが僕のプレースタイルにマッチしていると思うんだ」と、語っている。

 シーズン直後に今回の3選手の獲得が示すところは、アウグスブルクはブンデス1部残留を果たしたにも関わらず、内容については残すシーズンだったためのリアクションという意味合いでもあり、1年前には若返りをはかったロイター氏だったが、今回は軌道修正。

 一見すると3人の30代の獲得という点で、あまり新鮮味を感じないようにも見えるが、ベテランによる力がチームにより安定感、クオリティ、リーダーシップをもたらすことを期待してのもの。まさにこの辺りの不足というものが、ここ数ヶ月間に渡って続いた浮き沈みの激しさの要因になったとも指摘されていた。