火曜日に行われたドイツサッカーリーグによる臨時総会では、ブンデス1部2部36クラブの参加の下、観客再動員に向けた重要な決議を行った。その結果、予想通りにアウェイファンの動員は当分見送り、観客のデータ管理、さらにアルコール販売の禁止などが可決されている。今回の臨時総会については、とりわけファンから大きな期待を受けて行われた。ファンたちは間もなく開幕を迎えるブンデスリーガ2020/21シーズンにあたり、再び満員の観衆が動員されることを期待していたためだ。

 そしてその最終的な結果は、火曜日の午後15時前には発表されており、集中的な話し合いの結果、まず36クラブが自主的にアウェイチケットを年末まで免除。ただしこれはそもそも行政からの動員許可があることを前提とする。加えて少なくとも10月31日までは、スタジアム内にある立ち見席の利用も不可能となっており、これは状況次第でさらに延期される可能性も。そしてアルコールの販売についても予想通りに、同じく10月31日まではスタジアム内での販売は行われることはない。最後の4つ目の提案も、クラブ側より承認がなされた。それは可能性のある感染経路を可能な限り正確に特定していくために、チケット購入者のデータを確実に記録しておくということ。

 ドイツサッカーリーグ機構クリスチャン・ザイファート代表は、「会議の主な焦点は、想像されているように2020/21シーズンに向けた、組織的、医療的な条件についてクラブ側と意見交換を行うことにありました」と述べ、リーガとして徹底した衛生管理の重要性を強調。「ピッチの内外において感染のリスクを最小限に抑えることが目的となります」と説明。またこのコンセプトはこれから、「昨季のポジティブな経験を基にして」行政との調整を加えながら、「プロセスを進行」させていき、2週間ほどで承認を得る形での最終的なコンセプトが完成する見通しだ。

 「当然、感染者数の推移についても注意を払っていきます」と、ザイファート氏。「この点について現在、行政の方からあまり積極的な姿勢が見受けられないことは理解できるもの。」と言葉を続けており、決してドイツにおいて人命よりも、スタジアムの観客動員が優先されることはない。「我々の方からの要求というものは、何一つとしてない」とザイファート代表は述べており、「実際に9月18日の開幕から、2万、3万人を動員しようではないか、などと口にした者などいないよ。そんな数字は滑稽ではないか」と強調。1万人という数字でさえ「保守的に」みており、そもそも「具体的な数字も挙げてもいない」ことを明かしている。

 なおドイツサッカーリーグ機構が現在立てているプランについては、行政や細菌学者らとの間で事前に議論がなされたものであり、いくつかのファンの間では既に物議を醸しているものでもあった。例えば今回の対応が長期的な権利の縮小化へと繋がることへの懸念などがあがっており、一方でドイツサッカーリグ機構側は今回の措置は、あくまで一時的なものに過ぎないことを主張。何よりザイファート代表が語っているように、満員の観衆を目にするまでには、まだ一歩一歩、足元をしっかりと確認していきながら、着実に前進していく必要があるものだ。