敗戦も若手の奮闘を強調のドイツ。ツィーゲ氏からは厳しい声


 今夏にロシアで行われたワールドカップでは、前回王者として連覇を狙いながらもグループリーグ敗退という屈辱的結果に終わったドイツ代表。さらに再建をかけて臨んだネイションズリーグでは、第2戦目でオランダを相手に敵地で0−3と完敗。それでもベテラン選手たちはポジティブな部分を強調、トニ・クロースは「敗戦を喫したけど、でも興味深い試合だったと思う」とコメント。その言葉は再び、三日後に行われたフランス代表戦でも繰り返されることとなった。

 確かに今回の試合を見た時、若い選手たちがみせていた奮闘ぶりを思えば、それは決して間違った表現ではないかもしれない。しかしこれによりネイションズリーグのグループAからの降格に後がなくなった上、ドイツ代表は過去最多となる年間6敗目を喫したにも関わらず、あくまで口からでてきた言葉は批判よりも賛辞。レーヴ監督はチームの再建における過程について語り、クロースは敗戦にもむしろ明るい表情さえ垣間見せたのである。

さらに主将のマヌエル・ノイアーは「創造性、キレ、そしてスピード。相手を苦しめられるところをみせていたよね」と述べ、特にレーヴ監督が起用した3人の若手、サネ、ニャブリ、ヴェルナーについてマッツ・フメルスは「あの三人のオフェンスにはとてもスピードがあった。精力的で多くのいいカウンターを繰り出していたよ。得点にはつながらなかったがよく動けていた」と評価。これら三人の起用によって、直線的なプレーがドイツ代表へと注入。特に前半ではフランス代表は、なかなか試合を見出せずにいたのは事実だが、しかしいったい3選手はどこまで良いパフォーマンスをみせていたのだろうか?

 客観的な評価としてkickerでは、特に得点への脅威をみせることができなかったセルゲ・ニャブリとティモ・ヴェルナーに対して採点3.5。前半19分に2vs1となった時に判断ミスをおかし、ボールをもった際の対処にルーズさがみられたサネに対しては4と言う評価が下された。kickerに対し、元ドイツ代表のクリスチャン・ツィーゲ氏は「スピードとクオリティについてはみてとれるが、しかしのんびりできるところにいると思っていたかのようだったね。しかし相手は世界王者。一刻の猶予もないし、もっとアクションしていかないと」とサネについて指摘。

 ただその一方でこの日がドイツ代表初先発であったこと、そしてレーヴ監督が練習で「精力的で集中力がある」との評価を述べてはいたが、実際にはカウンターの練習には1回しか時間を割けていなかったことを踏まえ、ツィーゲ氏とは異なる評価をする専門家の声も決して少なくはない。ちなみにサネ自身は、今回の試合後「今回のパフォーマンスは、これからにむけて自信になる」とツイートしていた。
 


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