ニホンライチョウ26羽に 環境省の人工繁殖事業

ニホンライチョウ26羽に 環境省の人工繁殖事業

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の人工繁殖事業に取り組む環境省は8日、今シーズンの産卵・ふ化によって、現在飼育中のライチョウは4施設で計26羽になったと発表した。 環境省は2015〜16年度、野生のライチョウが生息する乗鞍岳で計22個の卵を採集し、富山市ファミリーパーク、上野動物園(東京)、大町山岳博物館(長野)の3施設でふ化を試みた。16年度末時点で、計14羽の飼育に成功していた。 3施設では17年5月以降、それぞれ1組のつがいが計60個の卵を産卵。近親交配を避けたり、施設の許容能力を考慮したりして、那須どうぶつ王国(栃木)といしかわ動物園を含めた計5施設で卵を移送し合い、計22羽がふ化した。うち成育に成功したのは計12羽で、4羽が雄、8羽が雌と確認した。 各施設の飼育数は富山市ファミリーパークが10羽、上野動物園が8羽、大町山岳博物館が7羽、那須どうぶつ王国が1羽となっている。 環境省の担当者は「引き続き繁殖技術の向上を図りたい」としている。

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