「中高生の声を聞いて」 高校再編砺波学区で意見交換会

 県立高校の再編に関する県教育委員会と砺波学区の住民との2回目の意見交換会が11日、砺波市文化会館で開かれた。7月以降の一連の意見交換会で初めて現役の高校生が発言し、「実際の生徒の声を聞いてほしい」と求めた。祝日にもかかわらず会場には約260人が詰め掛け、再編の必要性を説明する県教委側への反発が相次いだ。田中幹夫南砺市長も出席した。 再編基準に該当している南砺福光高校2年の女子生徒は「これまでの議論に高校生の声が反映されていない」と指摘。「実際に高校に通っている生徒や、これから受験する中学生の意見を取り入れなければ『子どもファースト』とは言えない」と訴えた。 渋谷克人教育長は「自分の通っている高校の統廃合に賛成する生徒はいない」として、高校生の意見を聞く場は特段用意しない考えを示した。「子どもにも意思を表明する権利がある」「選挙権年齢も引き下げられた」と会場からは批判が続出した。 県教委のシミュレーションでは、砺波学区で再編をしない場合、2026年度に全ての高校が1学年4学級以下になるのに対し、1校廃止で5学級、2校廃止で7学級の学校を維持できるとされる。 参加者からは、公共交通の利便性が低いことや私立高校がないことを理由に「通学の負担が大きくなる」「他の学区に通わなければならないケースが増える」と再編に否定的な意見が寄せられた。 全4学区での2回目の意見交換会は今回で終了し、17日には個別に要望のあった朝日町で開く。南砺市からも新たに開催の要請があり、県教委は日程を調整している。

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