県出身のスポーツ選手を応援しようと、富山市大島の三寿苑デイサービスセンターの利用者が、大相撲の朝乃山関と米プロバスケットボールリーグNBAの八村塁選手のちぎり絵を作った。高さが1メートル以上ある大作で、写真と照らし合わせながら、半年以上かけてこつこつと作り上げた。

 三寿苑デイサービスセンターは年2回、県内の福祉施設などの利用者による合同作品展に出品している。昨年は県出身のスポーツ選手の活躍が目覚ましかったことを受け、職員が朝乃山関と八村選手のちぎり絵を作って展示することを提案した。

 80、90代の利用者が中心となって昨年5月ごろから作り始めた。午前中の入浴後や昼食後の合間を縫って、1日約1時間、制作に励んだ。

 写真と見比べながら、陰影やユニホーム、化粧まわしも再現し、朝乃山関は11月、八村選手は12月に完成した。デイサービスフロアの廊下に飾り、利用者やその家族、施設内にある特別養護老人ホームの入所者が眺めている。

 朝乃山関の作品の上には星取り表を掲げ、利用者らが連日の勝敗を楽しみにしている。取組の時間が近づくと、共同スペースのテレビのチャンネルを相撲中継に切り替え、声援を送っている。

 制作の中心となっていた90代の女性は「朝乃山関がいい成績を残せるよう願いながら作った。横綱になってくれることが幸せ」と話した。