■V字回復目指す

 エヌアイシ・オートテック(NIC)は12日、4月から3年間の中期経営計画を策定したと発表した。23年3月期の売上高目標を20年3月期予想比47・9%増の100億300万円とした。営業利益率は2・0%(同期予想)から11・7%に高める。アルミフレームを活用した自動化・省力化(FA)装置メーカーとして市場開拓を進め、V字回復を目指す。

 株主資本をいかに効率的に運用しているかを示す株主資本利益率を15%以上、1株当たり純利益を140円以上と将来的な数値目標として設定した。

 「オンリーワン企業」を掲げ、技術力や企画力を背景とした企業ブランディングの確立、IT化による生産性向上などに力を入れる。半導体や自動車部品の高度化への対応も強化する。

■受注減で減収減益 第3四半期

 NICが12日発表した2020年3月期第3四半期(19年4〜12月)連結決算は、減収減益だった。機械・装置関連メーカーからの主力のアルファフレームシステムの受注が振るわなかった。通期業績予想を下方修正した。

 売上高は前年同期比21・5%減の50億5600万円、経常利益が79・3%減の1億1700万円、純利益が82・1%減の6800万円。事業別売上高はアルファフレームが20・1%減の31億6800万円、装置が33・7%減の11億円、商事が3・8%減の7億8700万円だった。

 通期業績予想は売上高を昨年5月の前回予想比23・1%減の69億6千万円、経常利益を81・2%減の1億4500万円、純利益を85・4%減の7400万円に修正した。

 一方、半導体製造装置向けなどの新規受注で21年3月期は増収増益が見込まれるとして、1株当たりの配当予想を中間20円、期末21円とし年41円に2円増配する。