新型コロナウイルスの感染が広がっているとし、日本政府が13日から中国・湖北省に加え、外国人の入国を拒否する対象地域とした浙江省には、複数の県内企業が進出している。現地の工場は人員の制約などにより本格的な操業ができない状況となっている。

 杭州市にある日本カーバイド工業の工場は12日に稼動したものの、一部の公共交通機関がストップしているため、13日に出勤できたのは全従業員数の4分の1に当たる113人。勤務シフトを3交代から2交代に減らし、生産活動を調整している。日本人駐在員は春節前の14人から4人に減らした。現段階で早期帰国を促す予定はないという。

 たて編みニット生地を製造・販売する川田ニット(南砺市城端)は寧波市に生産拠点を持つ。11日に操業を再開したが、従業員約70人の2割が他省からの移動制限や自宅待機で出勤できない状態が続いている。

 日本カーバイド工業、川田ニットとも日本政府の入国拒否による影響はないとしている。

 大建工業によると、寧波市の工場は春節(旧正月)休暇後も操業を停止したまま。現地当局に再開の申請をしているが、13日現在で感染防止態勢の検査を待っている状況で、再開の時期は未定としている。