高岡市古城の射水神社(松本正昭宮司)は14日、富山米の新品種「富富富」の稲穂を納めて作ったお札「祈年祭大麻」50体の清はらいを行った。一年の五穀豊穣(ほうじょう)や県内全ての産業発展を願うもので、17日に同神社での祈年祭で参列者に授与する。

 祈年祭大麻は1902年に県内で発生した大規模冷害を受け、翌年の臨時祈年祭に合わせ初めて製作されたとされる。戦後作られなくなっていたが、数年前に「射水神社祈年祭大麻」と刻まれた版木が書庫で見つかり、昨年の祈年祭でお札を復活させた。

 昨年は県産コシヒカリの稲穂をお札の芯に用いた。今年は昨年秋に収穫され同神社に奉納された富富富の稲穂を納めることにした。

 この日は松本宮司が「射水神社祈年祭大麻」の文字の上に神社の印を押して札を作り、おはらいした。田中天美権禰宜(ごんねぎ)は「米作りの成果の証しである富富富を納めたお札で、平和で豊かな一年であることを祈りたい」と話した。