上市町は14日、2020年度予算案を発表した。一般会計は99億2300万円で前年度当初比2.8%増となった。12月の利用開始を目指す北陸自動車道・上市スマートインターチェンジ(IC)に関連した道路などの整備費に重点配分し、計2億3887万円を計上した。スマートIC完成に合わせ、企業誘致の取り組みも加速させる。

 スマートICと県道上市水橋線をつなぐ町道の整備事業に6700万円を充てた。宮川保育所など周辺の安全対策のために整備する町道や駐車場の整備費6800万円、町中心部からスマートICまでのアクセス向上を図る都市計画道路横越荒田線の負担金2838万円、スマートICの案内サイン整備費1千万円を盛り込んだ。

 スマートICの近くに整備する宮川地域工業団地(約4900平方メートル)の造成費4006万円を計上。従来は東京だけに出展していた企業立地セミナーは、大阪と名古屋にも参加する。負担金などに51万円を充てる。


■満足度向上へつながる施策 中川町長

 中川行孝上市町長は、新年度予算編成について「規模が小さくても、町民の満足度の向上につながる施策を事業化するよう指示した」と強調した。

 ロタウイルス胃腸炎のワクチン接種に対する助成は町長自身がかみいち総合病院を訪れた際、乳児の母親から「費用の負担が大きい」と聞いたことが予算化につながったという。

 重点配分した上市スマートIC関連の整備事業については「設置時期は前町長時代から決まっていることであり、利用開始が円滑に進むように取り組みたい」と述べた。