■品質アップ目指す

 鋳鉄部品メーカーの高岡製作所(高岡市四日市)は、本社工場近くの第2工場を増床した。切削など機械加工の専用スペースとし、本業の鋳造による素材生産に加え、完成部品の製造を強化する。内製化により品質アップとコスト削減を両立し、受注拡大につなげる。投資額は1億7千万円。

 同社はフォークリフト用油圧ポンプの部品で約8割の全国シェアを誇る。近年は自動車用ターボチャージャー(過給機)向けの受注も伸びている。

 増床部分は鉄骨平屋建て740平方メートルで、既存の建屋(約千平方メートル)からマシニングセンタ3台とNC(数値制御)旋盤2台を移設。将来的に計12台の加工機械を設置できるスペースを確保した。

 工場内の機械に使う切削油剤を一括してろ過する装置を新たに導入。従来は機械ごとに処理していたが、まとめてろ過することで油剤の濃度などが一定になり品質の安定が期待できる。

 増床により現在は月15トンの加工品製造量を60トンに伸ばす目標を掲げる。奈部和宏社長は「素材生産から加工までを一貫して請け負い、付加価値の高い製品を提供していきたい」と話す。