新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全日本空輸は23日、4月も国内線の大幅な減便を続けると発表した。富山に関しては4月2〜28日に1日1往復の札幌便を運休し、東京便は1日4往復から3往復に減らす。需要低迷のためで、県によると、札幌便の運航が途切れるのは1991年の就航以来初めて。

 全日空富山支店によると、4月1〜28日の予約数は前年同期の利用者数と比べ、札幌便が29・7%、東京便は38・6%にとどまっている。同支店は「需要減に伴う緊急措置で、29日以降は状況を見極めて対応する」と説明している。

 東京便で減便になるのは、東京発富山行き第2便と富山発東京行き第3便。4月1日は東京発富山行き第2便と、富山発札幌行きの便が運休となる。札幌便は1991年6月に全日空が就航。2009年11月にエア・ドゥに経営が移管され、15年3月からは再び全日空が引き継いでいる。

 4月は全日空小松−東京便も1日4往復から3往復に減らし、1往復の同小松−札幌便は運休する。富山県の担当者は「北陸と札幌を結ぶ便が運休となり、観光だけでなくビジネスにも影響が出る」とみている。