■小杉に新工場 食品市場拡大に対応

 冷蔵倉庫・製氷販売の高岡冷蔵(高岡市下黒田、荻布宗一社長)は、射水市流通センター青井谷の小杉工場の隣に新工場を建設した。冷凍とチルドを切り替えられる冷蔵室のほか、商品を冷やしたままラベル貼りや検品ができる低温仕分け場を備える。冷凍食品市場が拡大する中、多様化する顧客ニーズに応える。

 鉄骨平屋建て3414平方メートルで、温度の切り替えができる冷蔵室2室と、冷凍室2室の計4室を構えた。保管能力は約1万5千立方メートル。荷さばき室は広く、明るい設計にし、作業効率を高めた。冷気を逃さないよう、トラックと搬出入口のすき間を埋める「ドックシェルター」を9基備えた。

 建屋と冷蔵室はそれぞれ二重天井とし、結露を防ぐとともに室内が均一に冷える構造にした。完全自然冷媒の冷凍装置を導入し、従来のフロン冷媒に比べて年間100トン以上の二酸化炭素排出量の削減を見込む。

 冷凍食品市場の拡大や保存技術の進歩に伴い、商品の多品種化が進んでいる。季節や食品メーカーごとに異なるニーズにきめ細かく対応し、新規顧客の獲得につなげる。高岡冷蔵にとっては4カ所目の工場となり、荻布社長は「最先端の設備を生かし、北陸の物流拠点を目指したい」と話す。