大相撲で朝乃山(26)=本名石橋広暉、富山市出身、高砂部屋=の大関昇進が25日、正式に決まった。スケールの大きな正統派の四つ相撲に、周囲から早くも横綱への期待の声が上がっている。 

 右四つ得意の朝乃山は188センチ、177キロ。年6場所制となった1958年以降で2番目に速い3場所で三役を通過した。日本相撲協会の境川審判部長代理(元小結両国)は「上を目指してほしい。頑丈だし、前へ出る相撲だからけがをしない。これからは圧力をかけ、力でねじ伏せる形になれればいい」と、さらなる飛躍を待望した。

 昨年1月の稀勢の里(現荒磯親方)引退後、日本出身横綱は不在。大関も降格や引退が相次いで春場所は貴景勝1人だった。優勝は35歳の白鵬で、境川部長代理は「若い力士がもっと続けば、世代交代は活性化する」と昇進が起爆剤になる可能性を指摘した。

 最高位へ向け、八角理事長(元横綱北勝海)は「もっと気迫を前面に出し、土俵に上がったら鬼になるくらいの気持ちで」と精神面の厳しさを求めた。

 入門から4年で看板力士となった朝乃山は「プロ入りしたからには、てっぺんを目指すと決めていた」と強気に話した。