魚津市内の高校生が、国の登録記念物(名勝地関係)になった「魚津浦の蜃気楼(しんきろう)(御旅屋(おたや)跡)」に関するアート作品を制作している。文化財登録を記念し、魚津埋没林博物館で7月1日から始まる企画展「喜見城(きけんじょう)立つ 殿様も見た魚津浦の蜃気楼350年のあゆみ」で展示される。

 魚津高書道部は、蜃気楼を記述した国内最古の文献とされる寛文東行記(1669年)を書写する。3年生5人が蜃気楼を表す「碧海現蜃楼」などの漢詩と題詞、1年生2人が現代語訳を担当。縦1・4メートル、横0・7メートルの書を計23枚制作する。3年生は部活動最後の記念の作品となる。

 新川みどり野高は、書道部の3年生4人と美術部の1〜4年生5人が書とイラストを制作。下部に濃い砂糖水、上部に真水の入った水槽を使って蜃気楼現象を再現し、書とイラストが伸び上がる動画を撮影した。書道部3年の杉本亜梨奈(ありな)さん(17)は「伸び縮みする様子を想像しながら楽しく書いた」と話した。

 魚津高の書は前期(〜8月31日)のみ展示する予定。新川みどり野高は「喜見城」など7種類の書と、シロエビなど8種類の絵の動画を前期に流す。