新型コロナウイルスの感染拡大で客足が鈍る観光・飲食業界で、苦境を逆手にとったサービスが登場している。

 有馬温泉(神戸市北区)の「有馬禅寿司」は、「新型コロナに勝つ」と銘打った昼食セットを作った。メキシコの「コロナビール」と、カツ入り巻きずしのセットで税別1500円。店主の辻村昭紀さん(42)は「外国人観光客は減っているが、卒業旅行の学生らは多い。前向きな気持ちで応えた

い」と話す。

 JR姫路駅構内などの「えきそば」で知られるまねき食品(姫路市)は、系列の日本料理店「竹善」(同市)で、5670(コロナゼロ)円の特別メニューの提供を始めた。

 神戸牛のステーキや旬の魚を使った南蛮漬けなど計9品のコース。担当者は「通常なら1万5千円相当。さっそく注文があった」とする。(中村有沙)