災害急行のキャンピングカー 被災地支援の拠点として活用へ

災害急行のキャンピングカー 被災地支援の拠点として活用へ

 災害時に各地からのボランティア希望を調整し、手助けを必要とする被災者への派遣などを担う「ボランティアセンター(ボラセン)」として、キャンピングカーを活用する準備が兵庫県内で進められている。現地の公的機関がボラセンを立ち上げるまでの間、高齢者や障害者らへの支援の空白を埋めるのが狙い。数々の被災地を訪れた兵庫県内のボランティア団体と、災害支援に取り組む財団法人や社会福祉法人がタッグを組んだ兵庫発の取り組みで、「全国的にも聞いたことがない」とする。

(太中麻美)

 シニア世代のボランティア経験者らでつくる「ひょうご災害ボランティアシニアクラブ」(高橋守雄会長)が発案した。高橋会長は2013年9月、台風18号で豪雨被害を受けた京都府福知山市に入った際、独居の高齢者が1人で家具を運んだり、泥かきをしたりする姿を目の当たりにし「必要な人たちに支援が届いていない」と痛感した。

 ボラセンは地元の社会福祉協議会などが設置するが、職員自身も被災していることなどから、始動まで3日程度かかるケースが多い。その間、全国からのボランティアの受け入れや支援活動ができない状況が、東日本大震災をはじめ災害のたびに繰り返されている。

 構想では災害直後にキャンピングカーで急行し、車中泊しながらボランティア活動の取りまとめや支援を行う。現地のボラセンが立ち上がった段階で、要支援者の情報などを引き継ぐ。

 車両は、災害支援などに取り組む「大吉財団」(神戸市中央区)所有のキャンピングカーを活用。非常用電源や炊き出し用の調理器具、スコップやドローンなどの資機材を備え、「災害ボランティア号」と命名した。同財団が被災地に赴く際は社会福祉法人「きらくえん」(同)も協力し、車いすのまま乗り降りできる福祉車両を現地派遣する。

 さらに機能を充実させようと、8日には同クラブの高橋会長や同財団関係者らが関西国際大学(三木市)で車両を披露。防災を学ぶ学生らに見学してもらい、「チェーンソーや薬品も必要」「回転灯で存在を知らせては」などの新しいアイデアが出された。

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