兵庫県明石市の泉房穂市長(56)が、新年会で口論になった市議に「もう議員辞めてまえ」と発言した問題で、泉市長は15日、市役所で記者会見し、謝罪した。市幹部に「火を付けて捕まってこい」と暴言を浴びせて辞職してから1年もたたないうちの舌禍に、議会からは「市長としての自覚が足りない」と厳しい声が上がった。

 明石市議会の大西洋紀議長は「同じ選挙で選ばれた人間に『辞めてまえ』はあまりに失礼。ほかに言い方があったはず」。口論になった市議と同じ会派のベテラン市議は「本人にも反省すべき点があり、市長からの謝罪は受け入れている」とした上で、「それでも市長は昨年のことがある。自覚が少し足りないのでは」と指摘した。

 別の市議も「祭りの再開は難しいという市長の思いは分かるが、公の場で市民もいる。もっと自重すべきだった」と話した。

 市幹部の1人は「最近は職員に対して声を荒らげる場面も出てきて、心配していた」と漏らした。

 15日の会見では自らの発言を「暴言」と認め、「かちんときて言ってしまった。不適切な発言で市民に申し訳ない」と謝罪した。(小西隆久)