産地の異なる米を混ぜ「福島県産コシヒカリ」などと偽って販売したとし、兵庫県警生活経済課と神戸西署などは16日、不正競争防止法違反の疑いで、兵庫県明石市の米卸会社「小池米穀」社長(57)と妻(57)を逮捕した。

 逮捕容疑は従業員5人と共謀し、2019年1〜2月、8回にわたり、神戸市西区内の精米拠点で、兵庫県産や福島県産のコシヒカリに滋賀県産米を混ぜるなどした精米計40キロを、取引先に渡した疑い。2人とも容疑を否認しているという。県警は従業員5人にも同法違反容疑で事情を聴いている。

 「福島県産コシヒカリ」などと偽った理由について、捜査幹部は「分からない」とし、実体解明を進める。

 同課は押収資料などから、同社が14年10月〜19年3月、産地や等級などを偽った国産米513トンを埼玉県の米穀会社におろし、約1億5千万円を売り上げたとみている。

 小池米穀は米の産地を偽装したとして、19年9月、兵庫県から食品表示法に基づき改善を指示された。現在、破産手続き中という。