淡路島の初春の風物詩「八木のしだれ梅」(兵庫県南あわじ市八木馬回)が、例年より半月ほど早く見頃を迎えている。暖冬の影響とみられ、すでに五分咲きに。会員制交流サイト(SNS)などで早めの開花を知った人々が訪れ、ウメの香りや記念撮影を楽しんでいる。

 しだれ梅は、村上正尚さん(62)宅の庭で咲いている。「藤牡丹」という品種で、樹齢約70年。一昨年に亡くなった父旭さんが植えたもので、約40年前から美しさの評判が口コミで広まり、今では1シーズンに2万人以上が訪れている。

 今年は気温が高かったためか、例年より2週間ほど早い1月下旬に開花。村上さんは「ここまで早い開花は数十年見てきて初めて」と、大慌てで見物人の受け入れ準備を進める。県南部は今週半ばから高めの気温が予想され、開花はさらに進む見込みだ。

 会場では、しだれ梅を維持するため200円の協力金を呼び掛けている。花の開花状況によっては、週末から夜間のライトアップを始めるという。(高田康夫)