兵庫県丹波篠山市の城下町地区に、築約100年という古民家を改装したゲストハウス「Taos(タオス)」(同市呉服町75−5)がオープンした。2階からはサクラの木と小川を見下ろせて、施設の至るところに地元作家の調度品をさりげなく飾る。1階はコワーキングスペースで、静かな暮らしを提供する。

 古民家は大正期建築とみられる木造2階建て。かつては河原町で働く従業員の下宿として使われたという。近年は個人が別荘として所有していたが、長年ゲストハウスを開く夢があった神戸市須磨区の税理士坂下雅一さん(61)が見つけ、購入してオーナーとなった。営業は運営会社「Kibbutz(キブツ)」(神戸市中央区)が担う。

 2階は寝室が2部屋、1階は共有のリビングや浴室、キッチンがある。室内に置かれたタオルや網椅子、照明器具などは市内で活動する作家が手掛けた作品だ。ふすまや建具は古いまま生かしている。

 ゲストハウスの名前は米ニューメキシコ州にある集落「タオス・プエブロ」が由来。手ごろな価格設定で、丹波篠山市で移住先を探す際の足がかりとなることも目指す。1階では移住に関するトークイベントも開催予定だ。坂下さんは「週末などに気軽に家族や友人同士で寄ってもらえる場所にしたい」と話す。

 1棟貸し(6人まで)で1泊2万円から(1室貸しは1人1泊5千円)。コワーキングスペースの利用は正午〜午後7時で1時間500円(宿泊者は無料)。予約はウェブサイトから。タオスTEL079・506・9072

(金 慶順)