新型コロナウイルス感染の拡大防止に向け、兵庫県タクシー協会姫路支部は、同県姫路市内を走る全てのタクシー約660台に順次、車内除菌用の加湿器を設置する。地元で除菌製品の製造を手掛ける富士ブレード(同市青山北3)の協力を得た。加湿器の中には除菌効果が期待される液体「微酸性次亜塩素酸水 ビージア」を入れ、乗客や運転手の安心につなげる。

 同支部によると、これまで加盟する各事業者の判断で、運転手にマスク着用を義務付けるなど感染予防を進めてきた。そんな中、富士ブレードが「姫路の企業として地域の役に立てれば」と、加湿器の寄贈などを打診。加盟する全29事業者への一斉導入を決めた。

 「−ビージア」は、漂白剤などに使われる一般的な塩素と異なり、臭いがほとんどなく、残留性も低いのが特長。病院や食品工場などでも使われ、人の健康や車内の機器類にも影響がないという。

 加湿器は今月末をめどに全車に配備され、ドアには設置を知らせるステッカーも張られる。河内泰敏支部長(64)は「提供はありがたい。お客さまにより安心してタクシーに乗っていただきたい」と話した。(山本 晃)