野生のニホンザルを観察できる「淡路島モンキーセンター」(兵庫県洲本市畑田組)で、今年もサルの出産シーズンを迎えた。生まれたばかりの赤ちゃんは母親に抱かれ、すくすくと育っている。(吉田みなみ)


 同センターは1967年に開園。現在は山に生息する野生のサル約350匹を管理している。

 今年は4月30日から出産が始まり、今月26日までに12匹が誕生した。例年より出産時期は遅めだが、8月までに計30匹ほどが誕生する見込みだという。

 赤ちゃんザルは大きな目をくりくりと動かし、周囲に興味津々。わんぱくな子は、母親に見守られながら1〜2歳のサルに交じって金網をよじ登り、一緒に駆け回って遊んでいる。

 一般的にニホンザルは1匹ずつ子を産み、実母が子育てできない場合は、家系のつながりがあるサルが育てることが多いという。しかし、昨シーズンは実子の他に、家系のつながりのない他の子も育てる「双子もどき」が2組誕生。まだまだ甘えん坊の子ザル2匹が、母親に抱きついたり寄り添ったりする姿はとても愛らしい。

 センター内の様子は定点カメラで撮影し、動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信している。おもちゃで遊ぶ様子や、毛繕いをしている姿も見られる。現在は、山中に餌のヤマモモが豊富なためサルがセンターにいる時間は短く、午前9時ごろに現れ数時間で山へ戻っていく日や、センターに現れない日もあるという。

 センター長の延原利和さん(66)は「淡路島のサルは温厚で、仲間とのけんかも少ない。1匹ずつ性格や特徴が違ってとても面白いので、ぜひ飼育員に尋ねて」と話す。

 木曜定休。入園料は4歳〜小学生350円、中学生以上700円。同センターTEL0799・29・0112