緊急事態宣言が全国で延長される中、5月7日県内の休業要請は大幅に緩和されました。休業要請の緩和後、初めての週末を迎えた鹿児島一の繁華街天文館の夜の様子を大久保記者が取材しました。街の様子はどのように変わったのでしょうか。

【大久保航記者 リポート】
「休業要請緩和後、初めて週末を迎えた天文館文化通りですが一部の店ではシャッターが閉まったままとなっているなど、その人影はまばらな印象です」

県内で99の業種に出されていた休業要請や営業時間短縮の要請が、大幅に緩和されてから迎えた初めての週末の夜。

しかし天文館では、扉を閉めたままの店舗や休業の延長を知らせる張り紙も目立ち、一度、自粛した客足は遠のいたままでした。

【タクシー運転手】
「(人通りは)全然一緒、全く一緒。だめ。ここに並んでいるが、1組積むのに3時間4時間かかる。もう大変、生活できないよ」

こうした街の様子にようやく通常の営業を再開した店でも、先行きを案じる声が聞かれました。

【居酒屋店主】
「今日は客はまだ見えていない。金曜の人の流れじゃない。お店の家賃と僕の生活費もありますので(補償などを)早く出してもらわないと(生活が)もたない」

このラーメン店では休業要請前から感染リスクを考慮して店内での営業を取りやめ、緩和までの期間は新たに始めた焼き鳥などのテイクアウトだけで営業を続けていました。

【ラーメン店の店員】
「売上は厳しいんですけど、少しでも売上あげれるように。通りも少しずつ戻ってくると思うのでその時に向けて頑張っていこうかなと」

そんな中、こちらの通りでは、休業要請直後には全く見られなかった店舗や看板の明かりが戻り、この日営業を再開したばかりの居酒屋に、早速、常連客が足を運んでいました。

【居酒屋の常連客】
「知り合いの店なので困っているし、少しでも協力したい」

【居酒屋の経営者】
「気にしてくださってありがたいし、来てくれているのはありがたいし、ご飯を作ることができるのが何よりもうれしかった。(閉業を)一瞬、真剣に思った。先が見えなかったので」

しかし再開はしたものの、売上が普段の一割にも届かず、店では新たに始めたテイクアウトに対する不安も抱えていました。

【居酒屋の経営者】
「気温が 最近何日か高い。気をつけていても食中毒とかがある。怖くなってくるのでその対策を考えていかないと(テイクアウトを)やらない方がいいのかなと色々悩んでいる」
「Q.それでもやらないといけない状況?」
「そうなった時に違う方法も考えないといけない」

各店舗がそれぞれの不安を抱えながら続く、手探りでの営業。

休業要請は緩和されましたが、南九州一の繁華街に人影と賑わいが戻るにはもう少し時間がかかりそうです。