おととしマンションから転落死した大阪市の中学1年の男子生徒について第三者委員会はいじめや学校の不適切な対応などが原因で自殺したと考えられると結論づけました。

大阪市の中学1年の男子生徒はおととし自宅マンションから転落死しましたが、学校は当初、いじめは確認できず、事故死の疑いが強いと判断していました。

しかし「真実を知りたい」という遺族の意向を踏まえ、第三者委員会が調査を開始し26日、その結果を明らかにしました。

【第三者委員会の会見】
「いじめの事実はあったと認定しています。いじめ事実のなかでも教員が認知した事実もあるのでその時に厳しく見たかどうかが問題」

第三者委員会は、男子生徒が、部活動の先輩やクラスメイトからプロレス技をかけられたり、筆箱を取って投げられたりするなどのいじめを受けていたと認定しました。

また担任の教師が、男子生徒に「メガネつぶしたろか」などと言うこともあり、他の生徒に男子生徒を”軽く扱ってもいい”というメッセージを与えかねないと指摘。

男子生徒はコミュニケーションが上手く取れない部分があり、小学校では職員がサポートすることがありましたが、中学校では何も支援されず、孤立感を強め自殺したと考えられると結論づけました。

【第三者委員会の会見】
「(学校が)この子を保護して支援する観点が薄かったのではないか自死を防げたかどうかはわからないが、防げた可能性は少なくともあった」

大阪市の松井市長は…

【松井市長】
「このような残念なことを二度と起こさないように、教育委員会の機能強化がマンパワーを増やすことを含め必要だと思う」

教育委員会は、「早急に改善策を取りまとめていきたい」とコメントしています。