熊本県宇城市の会社員、内田尊土[たかのり]さん(35)は熊本地震の翌月、野外活動ボランティアの経験者らと共に復興支援団体「キッズスマイルプロジェクト」を設立。団体の代表として、地震で大きな被害を受けた西原村の子どもたちへ「遊び場」の提供を続けています。

 メンバーは県内の会社員や大学生など6人。活動資金のほとんどはメンバーの手出しですが、これまで夏のキャンプやうどん作り体験など、20回以上のイベントを開きました。

 昨年末には、西原村と東日本大震災の被災地・宮城県気仙沼市の小学生を対象にした3泊4日の交流事業を実施。あっという間に仲良くなる子どもたちの姿に、内田さんは「被災した者同士だからこそ分かり合えることもある。この縁が大人になっても続いてほしい」と目を細めました。

 イベントを楽しみにする子どもがいる限り、活動は続けるといいます。内田さんは「子どもの笑顔は大人も元気にする。地域の復興のために、子どもたちを笑顔にしたい」と力を込めます。(丁将広)