天草高2年の生徒たちが、天草特産のアオサを活用したせっけんの商品化に取り組んでいる。

 小野原幸音[ゆきね]さんと善徳[ぜんとく]碧彩[あおい]さん、向[むかい]菜々子さんの3人。アオサに注目したきっかけは、養殖業者から「収穫に携わるようになり、手につやが出た」と聞いたこと。傷みや変色で廃棄されるアオサを活用し、せっけんを作り始めた。

 昨年8月に天草市であった、高校生が「天草ならでは」のビジネスプランを考える天草宝島起業塾で、アオサせっけんのプランを発表。最優秀賞に選ばれた。

 アオサを煮出して抽出したエキスとせっけんの割合を調整して試作を重ね、最も保湿性の高いものを選定。商品化に向けて収支計画や課題をまとめたプランは、昨年秋の日本政策金融公庫主催「高校生ビジネスプラン・グランプリ」で、全3808作品中ベスト100に入った。

 「安心安全に使ってもらえるせっけんになるよう、改良していきたい」と小野原さん。現在は試作段階で、今後、大学などの研究機関の協力を得てアオサの成分分析や改良を進め、将来的に地元物産館などでの販売を目指すという。(米本充宏)