熊本地方気象台は23日、桜(ソメイヨシノ)の開花を宣言した。開花の観測日は平年と同じで、昨年より3日早い。九州7県では21日の福岡に次いで2番目。満開は4月1〜4日の見込み。

 同気象台の職員が午前10時すぎ、熊本市西区春日の熊本地方合同庁舎にある標本木に8輪咲いているのを確認した。開花宣言の目安は5輪以上。

 同気象台によると、桜は冬の寒さにさらされて目覚める「休眠打破」を経て開花。今年は暖冬で開花の遅れも予想されたが、今月は最高気温が平年より高い日が多かったことなどから平年並みの開花となった。

 熊本市中央区の熊本城近くの長塀通りでは、淡いピンク色の花を通行人らがスマートフォンで撮影。同区の神吉球治さん(75)は「新型コロナウイルスの影響で自宅にいてばかり。気が滅入っていたが、花を見て晴れやかになった」と話した。(堀江利雅)