熊本県教育委員会は25日、新型コロナウイルスの感染防止策として、今月2日から春休み前日まで臨時休校を続けた県立中高校や特別支援学校を、新学期から再開すると発表した。文部科学省が学校再開に向けた指針を通知したためで、小中学校を設置する市町村教委にも同様の対応を求めた。

 4月1日から部活動などの教育活動を順次再開。8日以降となる始業式や入学式も、時間を短縮するなどした上で実施する。

 学校現場での感染拡大を防ぐため、文科省の指針に沿って教室のこまめな換気や手洗い指導を強化。各家庭は子どもの検温などで健康状態を把握し、風邪などの症状がみられる場合は学校を休ませることも徹底する。

 教室でのマスク着用も促すが、入手が難しい場合はハンカチやティッシュペーパーで口や鼻を押さえる「せきエチケット」でも可とする。児童生徒や教職員の感染が確認された場合は、当該校を2週間の臨時休校とする。

 県教委は県内の状況を「感染が一定程度に収まっており、県立学校において児童生徒や教職員に感染者が発生していない状況だ」と分析。古閑陽一教育長は「防止対策に万全を期す」と強調した。

 私立中高校にも県私学振興課が同様の対応を呼び掛けた。熊本市教委も新学期からの市立小中高校などの再開を目指しており、26日以降、方針を決める。

 一方、蒲島郁夫知事は25日、県立学校の給食再開に向けて衛生管理を徹底するため、調理業者や納品業者が自動消毒器などを購入する際の補助費用360万円を専決処分で追加した。(太路秀紀)