新型コロナウイルスの影響で3月2日から市立学校の臨時休校を続けている熊本市教育委員会は11日、今月31日までとしていた休校期間を維持し、今月下旬に登校日を設けて児童生徒が学校生活になじめるようにした上で、6月1日から再開する方針を固めた。

 市教委は4月23日、大型連休最終日の今月6日までとしていた休校を31日まで延長。延長期間中は、感染防止を徹底するために市立学校が登校日を設けることはできないとしていた。

 ただ、市内の新規感染者はこのところ減少傾向。市内の感染リスクレベルも下がる見通しになったため、登校日を認める方針に転換した。

 市教委によると、リスクレベルが、2番目に高い現在の「レベル3(警報)」から「レベル2(警戒)」に下がることを前提に、今月下旬に登校日を認める方針。どのレベルかは、13日に予定されている市の対策本部会議で協議し、引き下げが決まれば臨時の教育委員会を開いて正式決定する。

 登校日は各校の判断で25日ごろから設定可能とし、日数も各校で決定。感染防止のため一斉登校は避け、学年や地域ごとの分散登校とする。給食は実施しない。市教委教育政策課は「登校日で心と体を慣らし、生活リズムを取り戻してもらいたい」としている。

 一方、県立学校の再開時期について、県教委は「刻一刻と変わる感染状況を踏まえて判断する」と説明。熊本市を除く各市町村教委が再開を5月内に前倒しする情報は現時点でないという。(澤本麻里子、臼杵大介)