新型コロナウイルスの感染を防ぐ臨時休校で生じた学習の遅れを取り戻すため、熊本市を除く県内の公立小中学校などの98・6%、351校が学校行事の一部を中止する。県教育委員会が29日までに小学校239校、中学校115校、義務教育学校2校の計356校を対象に調査。6月8日時点の状況(複数回答)をまとめた。

 休校で失われた授業時間の確保策として、学校行事を一部中止する「行事の重点化(精選)」と回答したのは351校。県教委は行事の具体例として、運動会や文化祭、学習発表会、集団宿泊教室、家庭訪問、遠足などを挙げた。

 「行事の時間・規模や準備時間の縮減」と回答したのも354校(99・4%)。運動会のプログラム短縮などが想定され、中止と共に学校生活の思い出となる恒例行事への影響は大きそうだ。

 一方、1日当たりの授業時間を増やすため、朝自習や掃除時間といった「日課の見直し」と答えたのが150校(42・1%)。「土曜授業の実施」が119校(33・4%)で、平均の実施日数は4日程度という。

 夏休みは、熊本市を含め全市町村立学校が短縮する。県教委は29日、こうした対応によって「全ての学校で学習内容の履修が年度内に終わる」との見通しを示した。(臼杵大介)