JR九州は30日、来年春開業を目指している熊本駅ビル(熊本市西区)の主要テナントを発表した。カジュアル衣料品店の「ユニクロ」と「ジーユー」が入居。長崎市の書店「メトロ書店」や北九州市のスーパー「ハローデイ」などが入る。

 同ビルは地上12階、地下1階で、1〜6階の各フロアに大型テナントを誘致する予定。6階には県内初出店となるメトロ書店のほか、アミューズメント施設「セガ」が入居。ジーユーは5階、ユニクロは4階で、ハローデイが1階に入る。

 残る2階と3階の大型テナントについて、駅ビルの運営会社JR熊本シティ(熊本市)は「交渉中」としている。このほかでは既にJR九州の子会社が展開する最上級ブランドのホテルや、松竹系のシネマコンプレックス(複合映画館)などが入ることを公表済み。

 同社はこの日、同駅白川口の駅前広場北側に建設中の熊本駅北ビル1〜3階に家電量販店「ビックカメラ」が入ることも正式に発表した。同社初の県内直営店で店舗面積は約3500平方メートルの予定。

 熊本駅ビルと駅北ビルの商業ゾーンの名称について、JR九州は「アミュプラザくまもと」とし、テナント数は両ビル全体で190店程度となる見通し。

 駅ビルを巡っては新型コロナウイルス感染拡大の影響で建設工事が一時中断され、青柳俊彦社長は開業時期が遅れる可能性についても言及していた。しかし、30日に福岡市内で会見した青柳社長は「2021年春としている開業時期を変更する状況ではない」と述べ、現時点では予定通り開業できるとの見通しを示した。(宮崎達也)