木下大サーカス、15日開幕 挑戦する力、伝わるはず

木下大サーカス、15日開幕 挑戦する力、伝わるはず


 熊本地震復興祈念「木下大サーカス熊本公演」(熊日などでつくる実行委員会主催)が15日から、嘉島町のイオンモール熊本特設会場で開かれる。11月29日までの2カ月半にわたって繰り広げられるステージの見どころや復興への思いを、木下サーカス(岡山市)の木下唯志社長(67)に聞いた。(久保田尚之)

 −直前の公演は北海道でした。移動は大変だったようですね。

 「フェリーと陸路で移動距離は約2千キロ。国内公演でいえば木下サーカス115年の歴史で最長でしょう。北海道で公演したら、次に関東、その次に九州というのが通常のスケジュール。移動コストはかかるが、できるだけ早い時期に熊本公演を実現しなければ、復興支援にはつながらないと思った」

 −地震後、今も多くの人が仮設住宅などで不自由な暮らしを強いられています。サーカスを通して伝えたいことは。

 「サーカスの醍醐味[だいごみ]は挑戦する勇気。空中ブランコもオートバイショーも、みんな血のにじむような努力をして、命懸けで取り組んでいる。そういう姿勢は、被災した熊本の皆さんにも伝わると信じている。2時間20分の公演中、驚き、笑い、感動…あらゆる情感を解き放ってほしい」

 −6年ぶりの熊本公演。見どころはどこですか。

 「まずは熊本初登場のパフォーマーに注目してほしい。ライオンへの愛情にあふれた調教師のマイケル・ハウズ、世界トップクラスの技術を持つジャグリングのMr.ブライアン。決死の空中大車輪を演じるディド&バシルは、地上15メートルでの縄跳びや目隠しジャンプなど、驚くようなパフォーマンスを見せてくれる」

 「演出や衣装、音楽、照明など、すべてが前回よりグレードアップしている。魔法のテントでの輝くようなパフォーマンスを通して、熊本の皆さんに感動を届けたい」

 ◇きのした・ただし 岡山市出身。1974年、木下サーカス入社。91年に4代目社長に就任。同市在住。

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