復興後の熊本、力強く 熊本北高生の大作、二科展で展示

復興後の熊本、力強く 熊本北高生の大作、二科展で展示


 熊本北高の生徒24人が熊本地震からの復興を願って描いたアクリル画の大作が、国立新美術館(東京)で開催中の二科展で特別展示されている。雄大な阿蘇を背景に、かつての威容を取り戻した熊本城など、復興後の熊本のイメージを色彩豊かに表現している。

 作品は横6・5メートル、縦1・6メートル。澄んだ空の下、噴煙を上げる阿蘇や緑豊かな草原、白川の清らかな流れ、熊本城の天守閣などが、素直なタッチで力強く描かれている。

 被災した生徒たちを絵の制作で元気づけようと、美術団体の二科会(東京)が同校に提案。今年3月、美術部員ら当時の1〜3年生が制作した。県内外から同校に駆けつけた二科会役員の画家6人が指導、わずか2日間で完成させた。

 当時の美術部長田河晴菜さん、副部長の本郷瑛梨[えいり]さん=いずれも3年=は「こんなに大きな絵を描くのは初めて。指導は情熱的で楽しかった。熊本が作品のように復興してほしい」と話した。

 指導に当たった一人で、二科会監事の木戸征郎さん(78)=熊本市=は「一生懸命描いてくれて感動した。希望や夢を感じさせる作品だ」と語った。

 展示は18日まで。会場を訪れた八代市出身の橋本敏さん(69)=埼玉県=は「本当に懐かしい。美しい熊本をよく表現できている」と喜んでいた。(中原功一朗、嶋田昇平)

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