発達障害児の避難備えを 家族らが防災学習会 熊本県大津町

発達障害児の避難備えを 家族らが防災学習会 熊本県大津町

 熊本地震の前震から2年10カ月になるのを前に熊本県大津町で12日、発達障害がある子どもらの防災を考える学習会があった。

 地震直後は、感覚過敏などの特性から指定避難所で生活できず、多くが車中泊を余儀なくされた。学習会では家族らが当時の状況を振り返りながら、災害時の備えを訴えた。

 県北部発達障がい者支援センター「わっふる」が初めて企画。家族や行政関係者ら約30人が参加した。

 県が当事者や家族1184人から回答を得た昨年のアンケートでは、地震直後の困り事として「住まいや避難先の確保」が最多。県自閉症協会員の井出京子さん(51)=熊本市=は「音やにおいに過敏で避難所に入れなかったり、人が多い所は落ち着かずパニックになりやすいため、車中泊にしたりしたケースが多かった」と指摘。「普段からトイレなど自立できることを増やしていくことが重要。事前の準備は減災につながる」と述べた。

 多動のため、避難所の配給の列に並ぶことができず、物資がもらえなかったケースもあった。くまもと発達支援親の会「めだか」代表の前田慶子さん(45)=同=は「外見からは障害が分かりにくいので、本人も親も、自分が何を求めているのか発信できるようにしておくことが大事」と助言した。

 学習会では音を遮断する「イヤマフ(耳当て)」や、パニックになった際の落ち着く場所として利用する1人用テントなどの展示もあった。(田端美華)

(2019年1月13日付 熊本日日新聞朝刊掲載)


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