ドイツ語で、すっぱいキャベツという意味のザワークラウト。ソーセージやじゃがいもなどのドイツ料理の付け合わせとして有名ですね。このザワークラウト、キャベツが安いときにたくさん作っておくのがおすすめ!保存食にもなるので、作り方を覚えておくと何かと便利ですよ。

そもそもザワークラウトって?

代表的なドイツ料理のザワークラウト。キャベツの千切りの漬物といったところです。酸味が特徴的で、ソーセージの付け合わせによく使われますが、この酸味、実は発酵によって生じた乳酸菌によるもの。お酢など酸味のある調味料を加えて作り出した味ではないのですね。

乳酸菌といえば、お腹の調子を整えてくれる大切な菌。日本の白菜の漬物や韓国のキムチなどと同じように、塩をまぶして漬け込むことで発生します。

ドイツ、フランス、ロシアを中心に食べられているこのキャベツの酢漬け。日本でもおなじみなので、自宅で作ってみるのも良いでしょう。
ただ、ヨーロッパとはキャベツの種類が違うので、日本のキャベツで作ると歯ごたえが物足りなく感じるかもしれません。逆に言うと、日本のような、せん切りにしただけでおいしい柔らかいキャベツがなかったからこそ発達した調理法とも言えるでしょう。

またもうひとつ、ザワークラウトに含まれる栄養素で忘れてはいけないのがビタミンCです。豊富なビタミンCが含まれるキャベツを生のまま食べられるので、加熱すると壊れてしまうビタミンCがそのまま残ります。
瓶詰めや缶詰、煮てしまったものはビタミンCの含有率はそこまで高くありませんが、繊維質は残るので、整腸作用は期待通りです。

野菜から食べ始めると、血糖値の上昇がゆるやかになってダイエット効果も期待できるという説がありますが、作り置きして、食事の際はザワークラウトから食べ始めるようにすれば、食べ過ぎを抑制したり、血糖値の急激な上昇を抑えることができるでしょう。

超簡単!ザワークラウトの作り方

おいしくて保存もでき、健康にも良いザワークラウト、作ってみたくなりましたか?
ドイツ風に重しをして作る本格的なレシピと、暮らしニスタに届いたレシピの中から、簡単なザワークラウトの作り方をご紹介します。


植物乳酸菌だから美肌やダイエットにも! ザワークラウト(乳酸キャベツ)

【材料 (4人分以上)】
キャベツ:500g
酢:90ml
塩:小さじ1.5
はちみつ(or砂糖):小さじ1
生姜(あれば):1かけ

【作り方】
1.キャベツを切って袋に入れる。キャベツを千切りにしたら、酢、塩、はちみつ、おろし生姜をまぜたものをキャベツに混ぜ、しっかりなじませたら、ジップロック袋に入れる。空気を抜いてとじる。
2.数日置く。常温で5~7日間置いておくと完成。夏の暑すぎる日は冷蔵庫の野菜室で、涼しい日は常温で置いておく。

花ぴーさんのレシピはこちら
https://kurashinista.jp/articles/detail/50734

失敗したくない!美味しく作るためのコツは?

キャベツを切って漬け込むだけなので、失敗は少ないザワークラウトですが、スパイスの有無や塩加減で、仕上がりの味も違ってくるようです。何度か作って自分の好みを探るのも良いですが、基本的な、おいしいザワークラウトを作るための注意点をまとめてみます。

・スパイスを加える
ザワークラウトによく使われるスパイスに、キャラウェイシードがあります。爽やかで、ちょっと甘さを感じるすっとした匂いのスパイスです。このキャラウェイシードと、甘く濃厚な香りのクローブを合わせるのがドイツでのザワークラウト作りの定番だそう。
スパイス系が苦手でなければ試してみたいですね。

・酸っぱくなりすぎないように
保存しているうちに発酵が進み、酸味が増してしまうことがあります。そんなときは、食べる前に水にさらして酸味を抜いてみましょう。
また、食べる直前にマヨネーズとあえると、酸味が減って食べやすくなります。

・発酵過程ではときどき蓋を開けて
密閉容器や保存瓶の中でガスが大量に発生してしまう場合もあるので、最初の1週間程度は、1日に1度、蓋を開けて空気の入れ替えをします。これは味の良し悪しではなく、瓶の破損などを防ぐためです。

ザワークラウトはどのくらい長持ちする?

ザワークラウトは発酵食品なので、手作りでも3〜6ヶ月ほどは保存可能です。冷暗所でも大丈夫ですが、夏場の暑い時期などはやはり冷蔵庫での保管がおすすめです。

適切な保存方法は?

ザワークラウトの適切な保存方法は、夏場以外なら冷暗所で。夏場の暑い時期は冷蔵庫で保管したほうが良いでしょう。
冷凍もできなくはありませんが、食感が損なわれるので、あまりおすすめできません。

ザワークラウトのアレンジレシピ4選

暮らしニスタに集まった、簡単に作れるザワークラウトレシピや、ザワークラウトのアレンジレシピをまとめてご紹介します。

胃腸の働きを手助け☆即席‼バジルのザワークラウト

【材料 (2人分)】
バジル:約10g
キャベツ:250〜300g
ローリエ(あれば):1枚
☆酢:大さじ1/2
☆さとう:小さじ1
☆塩:小さじ1/2
☆オリーブオイル:小さじ2

ザワークラウトを爽やかな香りのバジルでアレンジ。定番のキャラウェイシードやクローブ以外にも、ザワークラウトと相性の良いハーブがあるんですね。粉チーズを少々プラスするとコクが出て、さらにおいしくいただけます♪

https://kurashinista.jp/articles/detail/36672


「混ぜるだけ3分」ザワークラウト風キャベツのレシピ

【材料 (2人分)】
キャベツ:1/4玉
酢:小さじ1
レモン汁:小さじ1
オリーブオイル:小さじ1
塩:少々

ザワークラウトの出来上がりまで数日は長すぎる!そんなひとには3分でパパッとできちゃうザワークラウト風がおすすめです。お酢とレモン汁であのまろやかな酸味を再現して、香りもよく。食べたいときにサッと作れて、肉料理の付け合わせにもぴったりです。

https://kurashinista.jp/articles/detail/55604


乳酸菌キャベツdeオシャレ☆北欧Styleのオープンサンド

【材料(作りやすい分量)】
パン:なんでもOK
乳酸菌キャベツ:適量
好きな具材をのせます
ハム:適量
卵:焼き方自由に
チーズ:好きなチーズ
ソーセージ:適量
ローストビーフ:適量
トマト:スライス
マヨネーズ:適量
ケチャップ(お好みで):適量

ザワークラウトは味のアクセントとしてサラダに混ぜたりするのもおすすめですし、チーズなど発酵食品と組み合わせても味の相性バッチリ。手軽に作れてオシャレに見える北欧スタイルのオープンサンドもおすすめです。

https://kurashinista.jp/articles/detail/31498

【ドイツの田舎風ポットロースト】

【材料 (たっぷり4人分(6人分くらい))】
牛かたまり肉:600g
しお、こしょう:少々
オリーブオイル:大さじ2
ザワークラウト:2カップ
玉ねぎ:大1個
ビーフストック(コンソメ顆粒を溶いたものでも):1カップ
キャラウェイシード:小さじ1/2
パセリのみじん切り:彩りように少量
小麦粉と水:各大さじ1ずつ

ザワークラウト、牛のかたまり肉、玉ねぎで簡単に作れるドイツの家庭料理。かたまり肉でちょっと豪華なディナーに。つけ合わせには、手に入ればドイツのパスタ、スペッツェルや、太めのエッグヌードル、じゃがいもの塩茹でなどがベストです。

https://kurashinista.jp/articles/detail/27095

まとめ

簡単にできて健康効果も期待できるザワークラウト。せん切りが面倒ならスライサーなどを利用して、たっぷり作り置きしておきましょう。

文/伊波裕子