アツアツの天ぷらはとってもおいしいですよね。だけど後片付けや油の処理を考えると、自宅のキッチンで天ぷらをするのはなかなか気が進まないですよね。

でもご安心を!天ぷらは冷凍保存ができます。冷凍保存とサクサクに解凍するコツをつかめば、いつでも揚げたての天ぷらを楽しめます。これからは、天ぷらは多めに揚げて冷凍保存。その方法やコツを一緒に学んでいきましょう。

天ぷらは冷凍できる?

天ぷらがおいしい瞬間はアツアツの揚げたて!時間が経つにつれ、油っぽさが際立ち、味もサクサク感も落ちてしまいます。その理由は天ぷらの油が酸化してしまうから。この酸化は、温度を低くすることで食い止めることができるんです。

冷蔵保存ももちろんOKですが、オススメは冷凍保存♪ 冷蔵保存の場合は、保存期間(賞味期間)2〜3日程度なのに対して、冷凍保存の場合は1ヶ月程度は可能と言われています。

食べたいときに食べたい分だけ解凍して使えるのも冷凍保存の良いところ。そのまま天ぷらで食べるのはもちろん、リメイクすることでお弁当にランチにと大活躍。時短調理にも一役買ってくれます。

うれしいことづくめの天ぷらの冷凍保存。これならば、天ぷらを冷凍しない手はありませんね。

天ぷらの冷凍方法

天ぷらをそのまま冷凍すると、油の酸化が進んでしまうため、解凍して食べるときに油っぽく感じたり油のニオイがきつく感じることも。また、衣が水分を含んでいるので、解凍時にべちゃっとなりやすくなります。

そうならないための、冷凍保存のコツは3つ。

①粗熱を取る
②余分な油を取る
③空気に触れさせない

これをおさえて、上手に冷凍保存してくださいね。

【準備するもの】
・クッキングペーパー
・冷凍用保存バッグ
・金属製のトレイ

1. 天ぷらの粗熱を取っておきます。
2. 天ぷらの余分な油を取るためにクッキングペーパーで挟みます。天ぷらが重ならないように冷凍用保存バッグに入れて空気をしっかりと抜き、ジッパーを閉めます。
3. 金属製のトレイに乗せて、冷凍庫に入れます。

★ポイント★
・天ぷらを温かいまま冷凍してしまうと、密閉したときに天ぷらの水分が出て衣がベタついてしまうので、粗熱はしっかり取ってください。

・キッチンペーパーを使うと、天ぷらにくっついてしまい、解凍時に衣が破けてしまうことも。天ぷらを挟むときには、フェルトタイプのクッキングペーパーが◎。

・空気に触れると、油の酸化の原因にもなるので、冷凍用保存バッグの中の空気はしっかりと抜いておきましょう。

・熱伝導性の高い金属製のトレイなどに乗せて冷凍することで、通常より早く凍らせることができ、おいしさを逃しにくくなります。

ちなみ、フライの場合は衣を付けた「揚げる前」の冷凍も可能ですが、天ぷらは不向きです。

保存期間はどのくらい?

冷凍保存した天ぷらを、天ぷらとして食べる場合の保存期間は2週間程度と覚えておくとよいでしょう。それ以降は、冷凍保存できるといえど酸化が少しずつ進んでしまい、味が落ちてしまいます。

ただし、天ぷらを調理して食べる場合は保存期間は2週間〜1ヶ月程度と見てもいいでしょう。しかし、冷凍したからと安心しないで、保存期間内に早めに食べるようにしてくださいね。

天ぷらをおいしく解凍する方法 

ここでは、揚げた後の天ぷらを冷凍した場合の解凍方法についてご紹介します。

天ぷらは冷蔵庫で自然解凍した後に、オーブントースターやガスコンロの魚焼きグリル、フライパンなどでさらに加熱することで、天ぷらの表面の水分が飛び、パリ&カリっと仕上がります。

●オーブントースターで解凍する方法

【準備するもの】
・オーブントースター
・アルミホイル
・水を入れた霧吹き

1.天ぷらを冷蔵庫へ移し、自然解凍しておきます。時間がないときは、電子レンジの解凍機能を使って解凍してもOK!(天ぷらの具材によっては、電子レンジを使うと破裂するものがあるのでご注意を)
2.アルミホイルを一度グチャっとさせてシワシワにし、オーブントースターに中にしいておきます。
3.天ぷら全体に霧吹きで水をかけます。
4.天ぷらをオーブントースターに入れて、数分加熱します。

★ポイント★
・アルミホイルをシワシワにすることで、アルミホイルの表面に凹凸ができ、天ぷらの余計な油が落ちるので、表面がパリっとした仕上がりになります。

・天ぷらに水を霧吹きでかけてからオーブントースターで加熱すると、水が蒸発するときに衣の中に空気穴ができ、表面はサクサク&中はジューシーな食感の天ぷらを再現できます。

●魚焼きグリルで解凍する方法

【準備するもの】
・魚焼きグリル
・水を入れた霧吹き
・アルミホイル

1.自然解凍または電子レンジで解凍した天ぷらに、霧吹きで水をまんべんなくかけます。
2.アルミホイルを一度グチャっとさせてシワシワにし、グリルの中に敷いておきます。
3.天ぷらをグリルに入れ、弱火で2〜3分程度焼きます。

★ポイント★
・天ぷらは表面に凹凸があり焼きムラが出やすいので、焼き色が付いた時点で火を止め、余熱で温めるようにするとGOOD!

・アルミホイルを敷かずに天ぷらを網に乗せて加熱すると、余分な油が下に落ちて、よりヘルシーに仕上がります。

●フライパンで解凍する方法

【準備するもの】  
・フライパン
・キッチンペーパー

1.フライパンに油を引かずに熱しておきます。
2.自然解凍または電子レンジで解凍した天ぷらを、熱したフライパンにおきます。火加減は弱火で!
3.天ぷらから油が出てきたらキッチンペーパーでその都度、拭き取ります。
4.天ぷらの表面がパリッとしたら、出来上がりです。

◎解凍するときの注意点

・天ぷらの大きさや温める器具の性能によって、加熱する時間は異なりますので、焦げないように適宜加熱時間を調節してください。

・自然解凍または電子レンジで解凍すると、天ぷらの油や水分が出てきて、べちゃっとなってしまうことも。そんなときはキッチンペーパーで余分な油や水分を取ってから、加熱しましょう。

さらにサクサクに解凍するコツ

さらにサクサク感を追求したい場合は、天ぷらを軽く水洗いしてから再び揚げ直すこと。手間はかかりますが、おいしいサクサク感が蘇ります。

【準備するもの】
・水
・キッチンペーパー
・揚げ油
・天ぷら用の鍋

1.解凍した天ぷらを水にさっとくぐらせた後、キッチンペーパーなどで余計な水気を取っておきます。
2.160℃くらいの低温でサッと揚げます。

★ポイント★
・天ぷらに水気が残っていると、揚げるときに、油が飛び跳ねる原因になるので、水気はしっかり取っておきましょう。

冷凍天ぷらのリメイクレシピをご紹介

サクサク天ぷらもおいしいけれど、たまには気分を変えて、天ぷらをリメイクしてみませんか。リメイクすることで味に深みが増したり、忙しいときやあまり手をかけたくないときの時短調理にも一役買ってくれます。お料理上手な暮らしニスタさんのアイデアを見てみましょう。

●毎日のお弁当に! たこ天むす弁当

【材料】
たこと野菜の天ぷら…2個
ごはん…200g
しそ風味ふりかけ(市販)…約小さじ1/3
くるみ味噌(市販)…約小さじ1
焼きのり(帯状に切る)…全形1枚

お弁当の定番おにぎりに天ぷらをINして、ちょっと豪華な天むすにリメイク。ボリュームもアップして、おいしく楽しいお弁当に♪
https://kurashinista.jp/articles/detail/50462

●箸が止まらない!天丼(タレ)

【材料】
水…60〜00ml
酒…10〜20 ml
みりん…30〜40 ml
砂糖…大さじ4〜5
しょうゆ…30〜40 ml

王道の天丼には甘めのタレをかけてどうぞ。材料を鍋に入れ、沸騰したら火から下ろして、熱をとれば、タレの出来上がりです。
https://kurashinista.jp/articles/detail/57550

●えび天わかめうどん

【材料】
冷凍「さぬきうどん」:1玉
えびの天ぷら:1尾
わかめ:適量
なると:1枚
絹さや:2枚
ねぎ小口切り:適宜
水:400cc
めんつゆ:適宜

温かいうどんを作った後に、えび天を添えるだけのカンタン調理。えび天のうまみがつゆにとけて、うどんがさらにおいしくなりますよ。うどんをそばに変えてもOK!
https://kurashinista.jp/articles/detail/54794

●すぐでき!イカ天とアボカドのタイ風サラダ

【材料(2人分)】
アボカド…1個
イカの天ぷら(スーパーのお惣菜使用)…120g位
パクチー(お好みで)…適量
スイートチリソース…大さじ1
ピンクペッパー(お好みで)…適量

イカの天ぷら、アボカド、パクチーを合わせて作るボリューミーなサラダ。天ぷらの衣が程よくスイートチリソースを吸って、ビールによく合うおつまみに変身です。イカの天ぷらはレンジで温めると破裂しやすいので気をつけて。
https://kurashinista.jp/articles/detail/48168

●豚コマで安くてうまい♪豚天丼のレシピ

【材料(1人分)】
豚コマ切れ肉…70〜80g
三つ葉…1/3束
紅生姜(お好みで)…小さじ1
油…約50cc
◯合わせ調味料
薄口醤油(濃口でもOK)…50cc
酒…50cc
みりん…50cc
かつおぶし小パック…1/2袋
◯天ぷらころも
小麦粉…大さじ3
炭酸水…大さじ2
塩…ひとつまみ

豚コマを多めに天ぷらにしておいて、使いたい分だけ解凍して使えば、さらに時短になりますね。サクサクに解凍したら、天丼のタレをかけたご飯にON!おいしい天丼の出来上がりです。
https://kurashinista.jp/articles/detail/35723

まとめ

天ぷらは冷凍することで、長期保存ができ、食べたいときに食べたい分だけ解凍して使えるメリットがあります。天丼、天むす、卵とじなど、そのほかの料理にもリメイクしやすいので、忙しい朝のお弁当作りや手軽に済ませたいランチ、夕食にもう一品増やしたいというときに使えてとても便利です。

これからは、天ぷらは多めに作って冷凍庫へGO! 食べきれなかった天ぷらやお惣菜屋さんで買ってきた天ぷらも、同様に冷凍保存するといいですね。

文/和泉日実子