その言葉を単独で差し出されたら読める人はほとんどいないかも?という、読めないけど読めたら自慢できそうな“難読漢字”をクイズ形式で紹介していきます。

今回は、そろそろこんな季節ですね、というこちらの漢字。

「心太君!」なんて、いそうですけど、ついうっかり名前に使ってしまうとややこしいことになる「心太」。
結構メジャーな難読漢字なので、目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

でも「へ〜、そんな読み方するんだ」って、そのときは驚きはするんですけど、すぐ忘れちゃうんですよね。
ちなみに以前どこかのアンケートで「どうしてそんな読み方をするのか不思議すぎる当て字」の一位に輝いたのもこの「心太」なんです。

体の一部が太いと書く言葉なら、気前よくおごってくれるような「太っ腹」。食べ過ぎや飲み過ぎの「太鼓腹」など、お腹に関係するものが多いようですが、今回は「心」です。

心臓に関係があるのでしょうか?

太鼓腹?これはビール腹…?

ではヒントです。
心臓関係ありませんでした、この「心太」、食べ物です。
黒蜜などで甘くする地域もあるようですが、暑い時期にさっぱりと、黒酢などかけていただくあの…

元々は海藻を煮て、その汁が固まったもので、奈良時代よりも前から食べられていたとか。
見当つきましたか?



では正解は…

【心太=ところてん】です。

古くは奈良時代の正倉院文書にも記載があるという「心太」、その歴史があまりに長いため、この当て字の理由は諸説ありすぎて、はっきりとはわかりませんでした。

が、いくつかある中では、その昔、ところてんの原材料の海藻が「古々呂布止=こころふと」と呼ばれていたところから、時代とともに「心太」と書くようになったというものがより合点がいくでしょうか。

平安時代までは上流階級の贅沢品だったという心太。今はスーパーやコンビニでも購入できて手軽に楽しめますよね。

「ところてんの日」は6月10日ということで少し先ですが、読み方を覚えておいて、当日は冷えた心太とともに、ぜひこの辺りのうんちくをお披露目してみてくださいね。

では次回をお楽しみに…

まとめ/伊波裕子

こちらの漢字は読める? ↓

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